Adverse Childhood Experiences:ACEについて①

※こちらの内容はアメーバーブログに書いたものを転載しております

 

今日は子どもたちを取り巻く危険について触れたいと思います。

Adverse Childhood Experiences、通称ACEと言われる状態があります。

通称は格好良いですが、その中身は…。

日本語にすると「逆境的な小児期体験」です。

アメリカでは疾病予防管理センター(通称CDC)のホームページにも掲載されているほど、

そのような体験がもたらす危険性について周知されてきています。

まずはどのような体験がACEに該当するかというと、

 

1,周期的な精神的虐待

2,周期的な身体的虐待

3,性的虐待

4,身体的ネグレクト

5,情緒的ネグレクト

6,家庭内に薬物乱用者がいた(アルコール、ドラッグ含む)

7,家庭内において心の病を抱えた人がいた

8,親からの暴力

9,親の離婚や別居

10,家庭内での犯罪者との関わり(刑務所に送られた家族がいた等)

 

この10項目が挙げられています。

この10項目のうち、4つ以上該当する項目がある方は全く該当する項目がなかった人に比べて

心疾患やガンのリスクが2倍になること、また慢性閉塞性肺疾患(有害物質に長期間晒されることで

肺が持続的な炎症を起こした状態になる)を発症する確率が3.5倍になると言われています。

さらに7項目以上の人は、肺がんになる確率は3倍、虚血性心疾患(動脈硬化などで心臓に

血液を送る冠動脈が細くなったり、閉塞することで血流障害を起こす)になる確率が

3倍半にもなるという研究結果も出ています。

 

もちろんACEの経験がある方が全員そのような健康被害になるわけではなく、

適度な運動をしたり、タバコなどを吸わなければ健康被害を免れることもできますが、

やはりあまりACE的な経験がない方が良いですよね…。

 

9番目の「親の離婚や別居」に関してはたとえ一緒にいたとしても両親の仲が悪く、

機能不全家族では良い影響があるとは思えませんが…。

あくまで一般的な研究データですから、個々の状況はまた別の問題ですね。

ちなみに「小児期の」経験とありますが、ACE体験により心身の健康被害などを受けるのは

おおむね18歳までの経験として研究結果が出ています。

もちろんこの年齢も個々の体験や環境によっても変わってくると思います。

こころのピース

お問い合わせ、ご予約は…

 

お電話は

 

025-201-7121

※接客中は留守番電話対応となります。

 

もしくはメールにて

お気軽にお問い合わせ

くださいませ!

カウンセリングルーム内がストリートビューでご覧いただけます!

カウンセリングルーム内がストリートビューでご覧いただけるようになりました!

 

ご覧いただくには こちら から!

 

 

<こころのためになるブログ>

Ameba Blogへはこちらから!

 

 

 

 

こころのお話以外にもパソコンやゲームのお話も時々…。

 

 

Twitter

携帯用HPはこちら!

携帯用HPへのQRコード
携帯用HPへのQRコード

お問い合わせなどは

こちらのボタンから

メールでもお送りいただけます!