今日1月5日は2005年に「準惑星エリスが発見された日」です!
準惑星という基準は
・太陽をめぐる軌道を周回している。
・固体をその形に維持するための力(分子間力)によるのではなく、
それ自身をまとめあげている重力(自己重力)によって静水圧平衡(ほぼ球形)を
保つに足る質量がある。
・その軌道の近くに他の天体が存在している(他の天体を取り込んだり
はじき飛ばしたりしていない)。
・それ自体が衛星ではない(ただし、以下に明示したように「衛星」の定義はなされていない)。
というものであり、「冥王星」が惑星では無くなったというニュースで有名になりましたね。
まだ正式には基準があいまいであるようで、日本の教育では積極的な使用は
薦められていないそうです。
ちなみに「エリス」という名前はギリシャ神話でトロイア戦争の遠因となった
不和と争いの女神であり、エリスの発見者の一人であるブラウンは
神話でエリスが引き起こした争いを、エリスが天文学にもたらした
惑星の定義をめぐる論争に喩えているそうです。
皮肉が利いた命名ですね。