今日7月19日は2007年に「河合隼雄さんが亡くなった日」です。 ユング心理学を日本に紹介し、広め、日本におけるカウンセリングの基礎を 作り上げた方ですね。また、2002年から2007年まで文化庁の長官を 務めていました。 私も大学時代から河合隼雄さんの本を良く読ませていただきました。 心理学の本というと難しい内容のものが多いのではないかと思われると思います が、 河合隼雄さんの本は対談形式のものもあり、とても読みやすく、楽しい本が 多いのです。文庫でも多くの本が出ていますので、心理学やカウンセリングに 興味をお持ちの方は是非ご一読されることをおすすめ致します! ちなみに河合隼雄さんと谷川俊太郎さんの共著で、 「魂にメスはいらない」という本がございます。本の内容も素晴らしいのです が、 そのタイトルに注目していただきたいのです。 体の手術ではメスで不要部分を切り取ったりすることがありますが、 心の問題においてはどのような問題も不要では無いのです。 切り取って不要部分を捨てることは本当の解決にはつながりませんし、 問題から自分の本当の気持ちなどを知ることで癒しにつながって行くのです。 「魂にメスはいらない」、まさにその通りだと思います。