今日1月13日は「ニカの乱」が起こった日。
これは西暦532年東ローマ帝国の首都、コンスタンティノープルで
起こった皇帝ユスティニアヌス1世に対する反乱のことです。
この反乱は皇帝が始めた征服事業や長期間にわたる戦争、大型の
建設事業などのために重税に苦しんだ民衆が、
皇帝にものを言う機会である行事に乗じて反乱を起し、一時は代わりの皇帝を
立てることに成功しました。しかし、その後ユスティニアヌス1世が
鎮圧を支持、計略を用いながら反乱軍3万人を殺害し、
皇帝の地位を奪還したそうです。
3万人…とてつもない人数ですが、それだけ民衆の怒りが大きかったという
ことなのでしょう。
ちなみに今の時代では3万人を殺害することなどとんでもないこと。
政治犯罪として世界で指名手配、糾弾されることなのでしょうが…。
最近も独裁者が支配していた地域で独立、反乱が起こっています。
是非平和に、話し合いで民衆の意思を取り込めるよう、
政治を司る方々には是非お願いしたいものです。