1804年12月2日、フランスでナポレオン・ボナパルトが皇帝の地位に就きました。
教皇から王冠を戴くことが一般の儀礼でしたが、ナポレオンは王冠を
自らかぶりました。これはそれまでの皇帝などは教会の許可をいただく、教会よりも
地位は下であるという立場を覆し、教会すら自分の配下に置くという意味もあったそうです。
独裁的といえばそれまでですが、今のような日本の政治状況を考えると
ナポレオンのような強い力が望まれているのかもしれませんね。
ちなみに「世の辞書に不可能はない!」といったといわれていますが、どうもちょっと違うようです。
後世の創作という話もありますが、どちらかというと「フランスには不可能はない」という
ニュアンスのようです。どちらにしても言い切れることはすごいのですが。
また、「クレープ占い」に凝っていたらしいです。焼き加減、裏返しがうまく言ったかどうか
などでその結果を見ていたのだとか。
絶対的な皇帝ですら、自分では決められない運、不運というものがあることを
知っていたのですね!