今日12月1日は「いのちの日」。
これは2001年に厚生労働省が心の健康問題に関する正しい理解の普及・啓発を
行うために制定しました。
自殺者数が世界の中で5番目(2009年)という非常に高い率になってしまっている日本。
その中で心の問題については以前から取り上げられています。
しかしながら、悩みを抱えてしまいがち、人に対して悩みを打ち明けることができない方が
未だに多く、あまり改善する傾向にはありません。
「心の問題」というと「がんばれば何とかなる。頑張りが足りない」といわれる方が多いですが、
そのような問題ではありません。「心の問題」は「心につけられた傷」なんです。
頑張れば頑張るほど逆に傷口が広がってしまうことだってあるのです。
風邪を引いてしまったら安静にして、風邪薬を飲みますよね。
安静にすることで体内の病原菌が活発に全身に回るのを防ぎ、風邪薬を飲むことで
体内の病原菌を倒すためです。
心の傷も同じです。心についた傷、心に住み着いた病原菌は安静にして心を落ち着かせ、
お薬を飲むことで一旦は落ち着いてきます。でも風邪と違うところはお薬を飲んでも、
悩みって消えないんですよね。軽い悩みなのでしたらお薬の効果で一時的に気持ちが
軽くなり、忘れることもあるかもしれませんが、人間関係、仕事、勉強…それらは
お薬を飲んでも消えることはありませんよね。
だから根本的な悩みの元をはっきりと確認したり、その捉え方を考えていくことが
大切なんです。
一人で抱え込まないで、是非お近くのカウンセラーへご相談ください!