25日 11月 2011

今日１１月２５日は…

１９７０年１１月２５日、三島由紀夫ら４名が陸上自衛隊東部方面総監部の総監室で
総監を人質に取り、立てこもりました。これを「三島事件」と言います。
自衛隊の日本国憲法上の立場や戦後の日本の民主主義のあり方など
国防や国のあり方、未来を憂いた三島たちは自衛隊員や国民に対して
演説を行いましたが、マイクもなく、話が伝わらなかったこともあってか
賛同するものが現れず、三島たちの自決という形で終わってしまいました。
三島は以前から、「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、空っぽな、ニュートラルな、
中間色の、裕福な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るであろう」
と言っていたそうです。現在の日本を考えてみると、政治的には「抜け目がない」が
当てはまらないような気もしますが、他のことは全てあたっていますよね…。
「日本らしさ」とは一体なんなのか。考えてみるべきときだと思います。

ちなみに立てこもった総監室ですが、かなり高価な装備？だったのか、

この事件での被害額は当時の金額で数百万円にもなったそうです。

全て三島由紀夫の関係者が弁償したそうですが…。