今日10月22日は「パラシュートの日」。
これは1797年の10月22日、フランスのアンドレ=ジャック・ガルヌランが世界で始めて
近代的なパラシュートを使い、降下・着陸した日を祝っています。
時はまだナポレオンの時代。 ライト兄弟が有人で飛行機を飛ばしたのが1903年。
100年くらいでパラシュート・熱気球の時代から飛行機へと変わっていくのですね。
アンドレがこのとき使用したパラシュートには穴が無かったそうです。
現在使用されているパラシュートには穴が開いています。
これは空気が抜けていく場所を作ることで安定した飛行を可能にしています。
そのためアンドレは大きく揺られて酔ってしまったようです。
でも空気の抵抗を使って、ゆっくり降りてこようと考えたら、やっぱりそこに穴を開けるのって
勇気が要りますよね。
ちなみにアンドレはナポレオンの戴冠記念のお祭りに3000個のランプで飾った
無人の気球を打ち上げて祝ったそうなのですが、この気球が風に乗り、ローマまで届き、
暴君ネロの墓にぶち当たったそうです。
このとき新聞などがナポレオンの怒りをあおるような報道をして、
ナポレオンが怒ったらしい…。